職業としてのシネマ
著者: 髙野 てるみ
80年代以降、『テレーズ』『ギャルソン!』『ガーターベルトの夜』『サム・サフィ』『TOPLESS』『ミルクのお値段』『パリ猫ディノの夜』等の配給作品のヒットでミニシアター・ブームをつくりあげた立役者の一人である著者が、長きにわたって関わった配給、バイヤー、宣伝等の現場における豊富なエピソードを交え、仕事の難しさや面白さ、やりがいを伝える一冊。
業界で働きたい人のための「映画業界入門書」である一方、ミニシアター・ブーム時代の舞台裏が余すところなく明かされており、映画愛好家にはたまらない必読書である。

◆目次◆
第1章 知られざる「配給」という仕事
第2章 配給プロデューサーは「バイヤー」でもある。
第3章 配給に「宣伝」はなぜ必要か――1+1=2が不正解な仕事
第4章 「監督」は王様である
第5章 王様に逆らう「女優」と 媚びない「俳優」
第6章 パンデミック時代を迎えた「映画館」

◆著者略歴◆
髙野てるみ(たかの・てるみ)
映画プロデューサー、シネマ・エッセイスト。東京都出身。株式会社ティー・ピー・オー、株式会社巴里映画代表取締役。
1987年に洋画配給会社を設立し『テレーズ』『ギャルソン!』『サム・サフィ』『ミルクのお値段』『パリ猫ディノの夜』などフランス映画を中心に配給・製作を手がける。
編共著に『映画配給プロデューサーになる!』(メタローグ)、著書に『ブリジット・バルトー 女を極める60の言葉』(PHP文庫)、『仕事と人生がもっと輝くココ・シャネルの言葉』(イースト・プレス)など多数。

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