大学サバイバル
―再生への選択
著者: 古沢 由紀子
もう、昔の大学は消え去った。変われるか?生き残れるか?
少子化に伴い二〇〇九年には、大学・短大「全入時代」がやってくる。今や定員割れは当たり前。大学の倒産も現実味をおびつつある。さらに企業など社会が大学に向ける目も厳しくなっており、若者のモラトリアムとしての大学は消滅し、中身の充実が求められている。大学間競争の激化、統合再編など「生き残り」をかけた動きも急だ。国立大学の「法人化」も間近に迫る。いままでの常識では考えられなかった状況に、大学はさらされている。大学はどこへ行こうとしているのか。変貌する大学の姿を、現場の新聞記者が多面的に解説する。

[著者情報]
古沢由紀子 (ふるさわ ゆきこ)
一九六五年生まれ。読売新聞社会部記者。八七年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、読売新聞入社。大学だけでなく初等中等教育も含め、教育問題全般をカバーしながら、取材を重ねる。九八年から二〇〇〇年まで文部省担当。社会部教育担当として、新学習指導要領の実施や大学改革など、変革期にある「教育」を様々な角度から検証している。
  • 発売日:2001年12月14日
  • 定価:本体680円+税
  • ISBN:4-08-720122-8

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