冷泉家 八○○年の「守る力」
著者: 冷泉 貴実子
藤原俊成、定家を祖とする、京都「和歌の家」が伝授する
時代に流されない方法
 冷泉家は藤原俊成・定家の血を引く「和歌の家」として、その伝統と文化を京都の地で今日まで守り続けている。冷泉家の長女として生まれた著者によれば、冷泉家には「大事にせんとバチが当たる」「相変わらずで結構」など、独特な伝統・文化継承の秘訣があるという。当主夫人でしか語りえない代々のエピソードをもとに、急速に変化する現代社会の中で、我々が時代に流されず生きるためのヒントとなる公家の知恵、冷泉家八〇〇年の「守る力」を明かす。

[著者情報]
冷泉貴実子(れいぜい きみこ)
一九四七年、藤原俊成・定家を祖とする「和歌の家」冷泉家二四代為任の長女として生まれる。二五代当主・為人夫人。公益財団法人冷泉家時雨亭文庫常務理事、事務局長。著書に『京の八百歳 冷泉家歌ごよみ』(京都新聞出版センター)、『花もみぢ 冷泉家と京都』(書肆フローラ)など。

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