おとなの始末
著者: 落合 恵子
軽やかに穏やかに人生を過ごすために
仕事・家族・生活・自分自身……。
それらをどう軽くするか。
 「自分の人生にどう決着をつけていくか」は、人生の終盤を迎えた中高年にとって大きな課題である。定年を見据えたうえでの仕事への向き合い方、避けては通れない家族問題、いつか必ずやらねばならない生活環境の整理、老いていく自分への対応……。いわゆる“終活”にとどまらない、リアリティを持った人生の締めくくり方、始末のつけ方とは何か。自身の死生観や倫理観に対峙しながら、「自分の人生にどうかっこよく幕を引くか」をテーマに新しい生き方を考える。

[著者情報]
落合恵子(おちあい けいこ)
一九四五年、栃木県生まれ。作家。子どもの本の専門店「クレヨンハウス」と女性の本の専門店「ミズ・クレヨンハウス」、オーガニックレストラン等を東京と大阪で主宰。「月刊クーヨン」、オーガニックマガジン「月刊いいね」発行人。主な著書に『自分を抱きしめてあげたい日に』(集英社新書)、『母に歌う子守唄 わたしの介護日誌』(朝日文庫)、『「孤独の力」を抱きしめて』(小学館)、『積極的その日暮らし』(朝日文庫)、『三匹の犬と眠る夜』(平凡社)など多数。

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