マンションは日本人を幸せにするか
著者: 榊 淳司
買ってはいけないマンションがある。
業界30年の住宅ジャーナリストが鋭くえぐる!
「マンション」と呼ばれる鉄筋コンクリート造の集合住宅に日本人が本格的に住み始めて約六〇年。今や都市部では主流の住形態だ。だが、形あるものいつかは朽ちる。郊外のニュータウンでは住人の高齢化と共にマンションの老朽化が大きな問題にもなっている。
 そもそも日本人はなぜマンションに住み始めたのか、分譲マンションの区分所有という権利形態に潜むリスク、高層階に住むことは健康にどう影響するか、など誰も気付かなかった「そもそも論」から、業界の儲けのカラクリ、さらには未来のマンションの風景まで、この道三〇年の住宅ジャーナリストが、住まう人たちを幸せに導くマンションのあり方を探る。

[著者情報]
榊 淳司
住宅ジャーナリスト。一九六二年、京都府出身。同志社大学法学部および慶應義塾大学文学部卒業。一九八〇年代後半から二〇年以上、マンションの広告・販売戦略立案に携わる。その経験を生かし、購入者側の視点に立ちながら日々取材を重ねている。著書に『マンション格差』『新築マンションは買ってはいけない!!』『年収300万円でも家が買える!』など多数。

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