私が愛した映画たち
著者: 吉永 小百合 立花 珠樹(取材・構成)
「こんなにお話ししたのは初めてです」。
『キューポラのある街』から『北の桜守』まで、全出演作120本から、特に思い出深い作品を自選し、知られざるエピソードを語り尽くした、記念碑的な一冊!
 一九五九年、『朝を呼ぶ口笛』で銀幕デビューして以来、日本映画の最前線を走り続ける大女優・吉永小百合。二〇一八年三月公開の『北の桜守』で、出演作は実に一二〇本を数える。本書は、その中から、特に印象深い作品を自選し語り尽くした、記念碑的な一冊である。役者は経験より観察力だと実感した『キューポラのある街』、声が出ない危機のさなかに出演した『男はつらいよ』、一番せりふが多くて難しい役だった『母と暮せば』ーー。目を閉じれば、今もなお、愛すべき映画人たちの素顔や、これまで語ることのなかったエピソードが次々に蘇ってくる。映画と演技へのひたむきな思いが全編に溢れる、感動のメモワール。

[著者情報]
吉永小百合(よしなが さゆり)
一九五九年『朝を呼ぶ口笛』で銀幕デビュー。以来、『キューポラのある街』、『愛と死をみつめて』、『動乱』、『細雪』、『華の乱』、『長崎ぶらぶら節』、『北の零年』、『母と暮せば』など一二〇本の映画に出演。

取材・構成 立花珠樹(たちばな たまき)
一九四九年生まれ。映画評論家・共同通信社編集委員。著書に『若尾文子〝宿命の女〝なればこそ』、『岩下志麻という人生』、『新藤兼人 私の十本』、『厳選 あのころの日本映画101』、『女と男の名作シネマ』など。

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