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『富士は日本のスウェーデン 変革する保守王国の謎を解く』

定価:本体820円+税
ISBN978-4-08-721044-6

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『富山は日本のスウェーデン 変革する保守王国の謎を解く 井手英策  

保守王国で、リベラルの理想が実現していた!?

 富山県は県民総生産が全国三一位の小さな自治体だが、一人当たりの所得では六位、勤労者世帯の実収入では四位に浮上する。背景にあるのは、ワークシェアリング的な雇用環境と女性が働きやすい仕組みだ。さらに、公教育への高い信頼、独居老人の少なさなど、まるでリベラルの理想が実現しているかのようだ。
 しかし、北陸は個人よりも共同体の秩序を重視する保守的な土地柄とされる。富山も例外ではない。つまり、保守王国の中から「日本的な北欧型社会」に向けた大きなうねりが起きているのだ。
 一〇年間にわたって富山でのフィールドワークを続けてきた財政学者が問う、左右の思想を架橋する一冊。
著者情報

井手英策(いで えいさく)

一九七二年福岡県生まれ。博士(経済学)。東京大学大学院経済学研究科博士課程を単位取得退学し、日本銀行金融研究所に勤務。その後、横浜国立大学などを経て、慶應義塾大学経済学部教授に就任。専門は財政社会学。著書に『経済の時代の終焉』(岩波書店)、『18 歳からの格差論』(東洋経済新報社)、『財政から読みとく日本社会』(岩波ジュニア新書)、共著に『分断社会を終わらせる』(筑摩書房)、『大人のための社会科』(有斐閣)などがある。二〇一五年大佛次郎論壇賞、二〇一六年慶應義塾賞を受賞。

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