橋を架ける者たち
――在日サッカー選手の群像
著者: 木村 元彦
安英学、梁勇基、鄭大世……
名門・朝鮮高校サッカー部の歩みから、マイノリティの「今」に迫る
星野智幸氏推薦!
 吹き荒れるヘイトスピーチ、嫌韓反中本の数々……。後押しするかのように、行政もまた朝鮮学校へ相次ぐ差別的な処置を下している。しかし、我々はそこに生きる、ひたむきに何かに打ち込む若者の物語に耳を傾けたことがあっただろうか。強豪として知られる朝鮮高校蹴球部出身の安英学、梁勇基、鄭大世……。スーパープレーヤーたちの物語から、彼らを取り囲む日本社会の今が見えてくる。
 サッカーで、差別は乗り越えられるのか。マイノリティに光を当てて、選手たちの足跡を描き切った魂のノンフィクション。

[著者情報]
木村元彦(きむらゆきひこ)
ノンフィクションライター、ビデオジャーナリスト。東欧やアジアの民族問題を中心に取材、執筆活動を続ける。著書に『誇り』『悪者見参』『オシムの言葉』(2005年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞)、『蹴る群れ』『終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ』『争うは本意ならねど』(2012年度日本サッカー本大賞)、『徳は弧ならず』等。

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