伝える極意
著者: 長井 鞠子
意志があるから心が届く
中曽根康弘、小泉純一郎、ホーキング博士……
国内外の著名人が信頼する同時通訳の第一人者が語る、言語を超えたコミュニケーション術。
 日本人のコミュニケーション下手が言われて久しいが、加えて 昨今はメールやSNSなどの普及によって、相手に面と向かって対峙したときの「伝達力」がさらに劣化している。
 著者は、一九七〇年代から様々な国際交渉の場に通訳者として立ち会ってきたが、そのなかで得てきた、言語を超えたコミュニケーションの普遍的「法則」を紹介する。相手が外国人であっても日本人であっても、単に「発言する」だけでなく、しっかりと相手に「伝える」ためには、なにが必要なのか。「話す・聞く」のプロが、国内外の著名人との貴重なエピソードをまじえながら「心を伝える」極意を語る。
NHK総合『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演
第225回 「言葉を超えて、人をつなぐ 会議通訳者・長井鞠子」

[著者情報]
長井鞠子(ながい まりこ)
一九四三年宮城県生まれ。会議通訳者。国際基督教大学卒業。一九六七年、日本初の同時通訳エージェントとして創業間もないサイマル・インターナショナルの通訳者となる。以降、日本における会議通訳者の草分け的存在として、先進国首脳会議をはじめとする数々の国際会議やシンポジウムの同時通訳を担当。政治・経済のみならず、文化、芸能、スポーツ、科学ほかあらゆる分野の通訳を担当する。

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