至高の日本ジャズ全史
著者: 相倉久人
裏切り、と闘争の全記録
VS菊地成孔
新旧・鬼才対談
 アメリカ・ニューオーリンズでジャズが生まれてわずか一、二年後の大正年間の日本に、すでにジャズを演奏する日本人がいた。以来、発祥の地から遠く離れた辺境の島国・日本で、この新しい音楽はいかに進化、変貌したのか? 戦後の混乱期からその現場に居合わせた著者独自の視点から、ジャズ喫茶やナイトクラブに渦巻いた熱狂、コルトレーン、モンクら著名ミュージシャン来日の舞台裏、新たなジャズの潮流、山下洋輔の登場、若きミュージシャン同志の対立と別離…など、驚くほど多彩な日本ジャズの来歴をたどる。各時代別に厳選した、参考音源リスト付き。

[著者情報]
相倉 久人(あいくら ひさと)
一九三一年生まれ、東京出身。東京大学文学部美学美術史学科中退。音楽評論家。大学在学中から音楽誌にジャズ評論を発表し、ジョン・コルトレーンら国内外の著名ミュージシャンのステージでは司会も務めた。知的かつ硬質な評論で知られ、山下洋輔など若いミュージシャンに多大な影響を与えている。著書に『新書で入門 ジャズの歴史』『相倉久人の70年代ロック&ポップス教養講座』ほか多数。

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