闘う区長
著者: 保坂 展人
脱東電、PPSを実行、エネルギーの地産地消に着手、
チャイルドラインを強化
世田谷区から変える、変えられる日本社会
 二〇一一年の東日本大震災と福島第一原発事故を受け、同年、脱原発を訴えて、人口八八万人をかかえる世田谷区長に当選した著者。就任後は区役所から始める節電、不透明な値上げをめぐり東京電力へデータ開示要求、電力の自由化とエネルギーの地産地消をめざす「世田谷電力」の計画など、自治体の長だからこそ提案できる施策を次々に実行に移してきた。
 外からは見えづらい地方自治の現場における首長の具体的な仕事内容とはどんなものなのか? 本書は、国政が混迷を極める今こそ、自治体が発信力を高め、地域が連携することで日本を変えようという提言である。
著者からのビデオメッセージ

[著者情報]
保坂 展人
一九五五年宮城県仙台市生まれ。世田谷区長。高校進学時の内申書をめぐり一六年間の内申書裁判を戦う。新宿高校定時制中退後、数十種類の仕事を経て教育問題を中心に追うジャーナリストに。一九八〇?九〇年代、世田谷区を拠点に教育問題に取り組むプロジェクトを展開。一九九六年衆議院初当選。衆議院議員を三期一一年務め、総務省顧問を経て、二〇一一年、世田谷区長となる。『いじめの光景』(集英社文庫)他著書多数。

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