空の智慧、科学のこころ
著者: 茂木 健一郎 ダライ・ラマ14世 マリア・リンチェン
仏教と脳科学が、世界の現実を、追究する。
『般若心経』の教えと、論理的態度こそが、
現代人のになる!
 慈悲と非暴力の教えを説き続けるダライ・ラマ十四世は、科学にも深い関心を持っている。世界のリアリティを追究するという点に宗教と科学の接点を見出す脳科学者・茂木健一郎と、仏教と科学の関係、人間の幸福について語り合う。
 また、『般若心経』の深遠な教え、困難に出合っても心の平穏を失わない方法、空の本質について、法王がその根本から分かりやすく解説する。
 世界的な宗教指導者と、人気脳科学者が、人間が生きるための智慧をあらためて見据える書。

[著者情報]
ダライ・ラマ十四世
一九三五年チベット北東部生まれ。二歳のときダライ・ラマ十三世の転生者と認められる。四〇年法王に即位。中国軍の侵攻を受け五九年に北インドに亡命し、チベット亡命政権を樹立。八九年ノーベル平和賞受賞。

茂木 健一郎(もぎ けんいちろう)
一九六二年東京生まれ。脳科学者。『脳と仮想』で第四回小林秀雄賞、『今、ここからすべての場所へ』で第十二回桑原武夫学芸賞受賞。著書多数。

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