実存と構造
著者: 三田 誠広
「実存」と「構造」はコインの表裏。
今こそ役立つ2つの思考モデル!
困難な時代を生き抜く指針として。
パスカル、サルトル、レヴィ=ストロース、カミュ、ガルシア=マルケス、大江健三郎、中上健次らから論じる。
 二十世紀を代表する二つの思想-実存主義と構造主義。この「実存」と「構造」という概念は、実は表裏の関係にあり、人生に指針を与え、困難な時代を生きるための思考モデルでもある。
 同時代的に実存主義と構造主義の流れを体験してきた作家が、さまざまな具体例、文学作品等を示しつつ、今こそ必要な「実存」と「構造」という考え方について、新たな視点で論じていく。

[著者情報]
三田 誠広(みた まさひろ)
一九四八年、大阪生まれ。作家。早稲田大学文学部卒業。『僕って何』で芥川賞受賞。早稲田大学客員教授を経て武蔵野大学教授。日本文藝家協会副理事長、日本ペンクラブ理事などをつとめる。青春小説『いちご同盟』、歴史小説『空海』、児童文学『青い目の王子』、翻訳『星の王子さま』、講義録『天気の好い日は小説を書こう』、評論『マルクスの逆襲』など著書多数。

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