機関車トーマスと英国鉄道遺産
著者: 秋山 岳志
「トーマス」の世界がそこにある!
 世界中の子供たち、いや、大人たちをも夢中にさせる、擬人化された機関車たちの物語「機関車トーマス」シリーズは、どのようにして生まれたのか? その背景には、英国各地に点在する「鉄道遺産」の存在があった。
 原作者ウィルバート・オードリーは、現実のさまざまな鉄道から物語の想を得るとともに、それらを「鉄道遺産」として保存する運動に尽力した。物語の原型となった車両や路線は、いまでも健在なのである。英国文化の一典型である鉄道遺産を、ウィルバートの創作の軌跡に重ね合わせて探訪する。

[著者情報]
秋山 岳志(あきやま たけし)
一九六三年生まれ。旅行ライター。早稲田大学商学部卒業、英国ブラッドフォード大学大学院修了。留学時に出合った運河とナローボートに関する取材、執筆のほか、日本の河川や水路の調査・研究にも取り組む。著書に『英国運河の旅』(彩流社)、『イギリス式極楽水上生活』(光人社)、『イギリス 水辺の旅』『英国「乗物遺産」探訪』(千早書房)などがある。

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