「人間力」の育て方
著者: 堀田 力
みんな平等がみんな同じになっては困ります元・特捜検事・堀田力が問うオトナの責任
 教育行政の迷走、社会のひずみ、大人の無責任、家族形態の急激な変化。それらのしわ寄せが、「子どもたち」に向かっている。東京地検特捜部時代、ロッキード事件で時の前首相・田中角栄を逮捕にまで追い込んだ鬼検事。その後、福祉の世界に転身し、今は各界のご意見番としても活躍する著者が、「犯罪」と「福祉」、両極端の社会を見据えて発見した「人間力」とは何か。自分で生きて行く力=自助と、他人を助け、他人に助けられる力=共助というキーワードでやさしく提言する。また、イギリス、フィンランドそれぞれの教育に詳しい現場の教師との、示唆に富む特別対談二編も収録。

[著者情報]
堀田 力(ほった つとむ)
 一九三四年、京都府生まれ。五八年京都大学法学部卒業。六一年検事任官。七六年から東京地検特捜部検事(ロッキード事件担当)。九一年、法務大臣官房長を最後に退官。同年弁護士登録。さわやか法律事務所及びさわやか福祉推進センター(現・さわやか福祉財団)開設。その後は、同財団理事長のかたわら、数々の政府他各界の委員を歴任。講演・テレビのコメンテーターなどでも活躍。主な著書に、『否認』『堀田力の「おごるな上司!」』『少年魂』他。

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