姜尚中の政治学入門
著者: 姜 尚中
アジアを見据える大きな眼差し超大国の暴走と心中するのか、隣人たちとの共生を選ぶのか。7つのキーワードが示唆する、日本の最良の選択肢とはー。
 湾岸戦争以後、時代の重大局面に際し、さまざまなメディアで精力的に発言してきた「行動する政治学者」が、その揺るぎない思考を支える歴史観と、政治理論のエッセンスを、コンパクトな一冊にまとめました。アメリカ、暴力、主権、憲法、戦後民主主義、歴史認識、東北アジアという七つのキーワードを取りあげ、現代日本とそれが関わる世界の現状をやさしく読み解いた本書は、五五年体制の成立以来、半世紀ぶりの構造変化にさらされる社会の混迷を、正確に見据える視点を養ってくれます。未来への構想力を提言する、著者初のアクチュアルな入門書!

[著者情報]
姜尚中(カン サンジュン)
 一九五〇年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。東京大学大学院情報学環教授。専攻は政治学・政治思想史。著書に『マックス・ウェーバーと近代』『オリエンタリズムの彼方へ』『ナショナリズム』『東北アジア共同の家をめざして』『日朝関係の克服』『反ナショナリズム』『在日』ほか。共著に『ナショナリズムの克服』 『デモクラシーの冒険』ほか。
  • 発売日:2006年2月17日
  • 定価:本体660円+税
  • ISBN:4-08-720330-1

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