フォトジャーナリスト13人の眼
著者: 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会
辺見庸氏(作家)「読者は本書を読み進むうちに、とという二つの本質的に異なった表現方法の親和性と非親和性を二つながら経験するかもしれない」
 九・一一以降時代は恐ろしいスピードで動き、人間の尊厳は脅かされ、世界はより混沌の度合いを増しているかのようである。激変する世界の中で苦闘する人間の視点に立ち、「戦争」の現実や「世界」の裸の姿に肉薄しようと、日々戦うジャーナリストたちがいる。気鋭のフォトジャーナリスト集団JVJAの参加者を中心に一三人の「映像」と「文章」を通じて、現在進行形の世界の姿を見つめてみたい。
紅色の像
写真/桃井和馬
ナパーム弾で火傷を負ったパレスチナ人の少女
写真/広川隆一

[著者情報]
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会編 (略称JVJA)
 二〇〇二年七月に発足したフリーランスのフォトジャーナリストとビデオジャーナリストの集団。正会員(メンバー)は二〇〇五年七月現在、広河隆一・古居みずえ・土井敏邦・山本宗補・桃井和馬・林克明・森住卓・豊田直巳・小林正典・佐藤文則・綿井健陽の一一名。正会員による報告会や写真展など精力的に活動している。
  • 発売日:2005年8月17日
  • 定価:本体700円+税
  • ISBN:4-08-720303-4

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