集英社新書「世界を戦争に導くグローバリズム」中野剛志 既刊情報へ メディア情報へ イベント情報へ

世界は「戦国」時代に突入した。
次に起きてしまうのは
地域の覇権をめぐる争い=覇権戦争!

「中野剛志氏は、強靭な思考力で、グローバリズムが
新・帝国主義に転換している現実を見事に描いている」
――佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)
「戦争がなぜ起きるか、という原理を捉えようとする、
その論理構成は優れた推理小説を読むような醍醐味」
――森健氏(ジャーナリスト・大宅賞受賞者)
「国際政治の力学とグローバル経済の双方を架橋して
世界の本質的な問題点をここまで鋭くえぐった本はない」
――柴山桂太氏(滋賀大学経済学部准教授)

内容

衰退の著しい覇権国アメリカが「世界の警察官」の役割を放棄した結果、ウクライナや中東など、各地で紛争が頻発している。東アジアの緊張も高まるばかりだ。
世界は、ついに「戦国」時代に突入したのだ。
アメリカの凋落は、皮肉なことにアメリカ自身が主導したグローバリズムの帰結だ。グローバリズムは中国の経済成長を促し、軍事大国化を可能にし、その一方でアメリカ経済の土台を崩して、あの金融危機まで引き起こした。その結果がアメリカ覇権の終焉だ。こうした厳しい現実から目をそむける日本に未来はあるのか。
そして衝撃なのは、グローバリズムが第二次世界大戦前の国際秩序崩壊の原因であったという歴史的な事実だ。『TPP亡国論』で日米関係のゆがみを鋭い洞察力でえぐり出した著者が、国際政治の深層を分析。グローバル覇権不在の時代に起こる、地域覇権を巡る戦い、覇権戦争の危機に警鐘を鳴らす衝撃作!

目次

はじめに――日本が戦争に巻き込まれる日
■第一章 「危機の二十年」再び――グローバリズムと戦争
■第二章 アメリカ、二つの戦略構想――「リベラル・リヴァイアサン」か、「オフショア・バランシング」か
■第三章 日米中の攻防
■第四章 中東の動乱
■第五章 ロシアの怒り
■終章 覇権戦争
おわりに――パワー・ポリティクスの復活

メディア出演・書評

新聞
【毎日新聞】著者インタビュー「米国は尖閣を守らない『世界を戦争に導くグローバリズム』刊行」鈴木英生記者
【日刊ゲンダイ】著者インタビュー 「米国の衰退で未経験の悲劇が起こる」寺田俊治編集局長
【日刊ゲンダイ】書評
【夕刊フジ】書評 BOOKベストセラー「グローバリズムの自由」
雑誌
【週刊現代】「リレー読書日記」ノンフィクション作家・溝口敦氏
【週刊現代】書評「『覇権戦争』そのとき日本は」
【週刊ダイヤモンド】書評「知を磨く読書」作家・佐藤優氏
【週刊東洋経済】書評
【週刊プレイボーイ】著者インタビュー「 "本"人襲撃」
【SAPIO】寄稿「尖閣とは日本の喉元に当てられた『カミソリの刃』にほかならない」
【kotoba】対談「世界大戦とグローバリズムを考える」中野剛志氏×柴山桂太氏(滋賀大学准教授・経済思想家)
【集英社新書プラス】書評「緊張高まる世界の因果をとく名著」森健氏(ジャーナリスト・大宅壮一ノンフィクション賞受賞)
【週刊読書人】書評「スポットライト」
WEB
【週プレNEWS】 著者インタビュー「中野剛志氏が指摘『世界は今、第2次世界大戦直前に匹敵する危機的状況』」
【「新」日本経済新聞】書評「理想主義の失敗」柴山桂太氏(滋賀大学准教授・経済思想家)
【佐藤健志official site】書評「世界を戦争に導くグローバリズム」佐藤健志氏(作家・評論家)
【TOKYO FM】書評「まえがきは謳う」
【現代ビジネス】書評「インテリジェンスの教室―グローバリズムが、新・帝国主義に転換している状況を見事に押さえた本」作家・佐藤優氏
テレビ
【テレ朝CH2】「津田大介 日本にプラス」米国の覇権の衰退と戦争の危機
ラジオ
【TOKYO FM】「TIME LINE」新刊紹介

イベント

刊行記念ブック・フェア
中野剛志氏が選書! 「覇権戦争とグローバリズム」を理解するための40冊
9月17日(水)~10月16日(木) 紀伊国屋書店新宿本店・3階経済書コーナー (終了しました) 
9月17日(水)~10月19日(日) 紀伊国屋書店新宿南店・3階SUPERワクワク棚 (終了しました)