キュレーション
知と感性を揺さぶる力
著者: 長谷川 祐子
あなたを変える<体験>を創る!
人気キュレーターが仕掛ける、現代アートの魔術的試み!
 鑑賞するという体験を通して、芸術作品はその都度立ち現れる。どのような空間、文脈、関係性で見せるのかというキュレーションのあり様により、その体験は異なってくる。その仕掛けを創造するのがキュレーターの役割である。
 キュレーターは、巧みなテーマ設定や作品の選択、ディスプレイなどによって鑑賞者を誘惑し、心を揺さぶる〈忘れがたい体験〉を演出するとともに、展覧会などの実践を通じ、社会に対して批評や思想の提案を行う。
 現代アートのキュレーターとして、海外のビエンナーレも含めて数多くの展覧会を成功させてきた著者が、豊富な経験を踏まえつつ、キュレーションの本質を論じる。

[著者情報]
長谷川 祐子(はせがわ ゆうこ)
キュレーター。京都大学法学部卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。水戸芸術館学芸員、ホイットニー美術館(NY)客員キュレーター、世田谷美術館学芸員、金沢21世紀美術館学芸課長及び芸術監督を経て、2006年より東京都現代美術館チーフキュレーター、多摩美術大学芸術学科教授。第7回イスタンブール・ビエンナーレ総合コミッショナー、第12回ヴェニス建築ビエンナーレのアーティスティック・アドバイザー等を歴任。2013年第11回シャルジャ・ビエンナーレのキュレーターを務める。

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