著作権の世紀
――変わる「情報の独占制度」
著者: 福井 健策
情報占有の「最強」制度著作権の現在が分かる!
ディジタル化やインターネットの影響は?
コンテンツ産業の世界的再編のゆくえは?
 著作権は、「作品」という情報を占有するための、最強の制度である。ディジタル化やネット化で情報の海が爆発的に広がり、作品の囲い込みが技術的に難しくなっている状況下、著作権の存在感はますます大きくなっている。
 世界的にコンテンツ産業の再編が進行している現在、著作物の独占と共有のバランスはどうあるべきか。豊かな芸術文化が育まれる制度とは? さまざまな事例を挙げながら、変りゆく著作権のかたちを第一人者が解説する。

[著者情報]
福井 健策(ふくい けんさく)
弁護士・ニューヨーク州弁護士。一九九一年東京大学法学部卒業、九三年弁護士登録(第二東京弁護士会)。米コロンビア大学法学修士課程修了。二〇〇三年骨董通り法律事務所For the Artsを設立。専門分野は芸術文化法、著作権法。日本大学藝術学部客員教授、「著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム」世話人、各審議会・委員会委員を務める。著書に『著作権とは何かー文化と創造のゆくえ』、編著書に『エンタテインメントと著作権』全四巻など。

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