特集『福島第一原発〜真相と展望』アーニー・ガンダーセン

Last Update 2012.4.27

福島第一原発事故の直後に、CNNでメルトダウンが既に起きていること、レベル7にあたる深刻な事象であること等を指摘した、米原子力技術者のアーニー・ガンダーセン。彼は、独立した立場から、収束のみえない原子力災害について解説しています。2012年2月には来日し、記者会見等を行いました。

「広島と長崎への原爆投下を皮切りに、各国政府や大企業によって何章、いえ何冊分もの物語が紡がれてきました。ずらりと揃った書物は、両側から一対のブックエンドで区切られます。福島第一原発事故の惨事を受け止める私たちは、倒れそうに並べられた一連の本の終わりに、もう片方のブックエンドを強い意志と共に置かなければなりません。将来の世代を救うために、市民が歴史の主導権を握るチャンスなのです」(『福島第一原発〜真相と展望』187pより)