9・11ジェネレーション 
目次

はじめに 003
プロローグ 009


第1章 変わりゆくアメリカ 021

1 九月十一日の衝撃 022
愛国心の高揚/「9/11/2001 vs. Pearl Harbor」
2 これは復習か 029
白い粉の恐怖/街に溢れる星条旗
3 自由や伝統という価値観 056
厳戒態勢下の空港/アメリカン・ホリデー/
二度あることは……
4 9・11世代へのアドバイス 044
危機が形作るアイデンティティー/四つの提言/
謙虚なリーダーであれ
5 グローバリゼーション≠アメリカナイゼーション 052
陰の温度/武器頼みの秩序維持/第三の道
6 二〇〇二年の春から夏へ 061
新たなアメリカン・ヒーロー/イマージョンで意識改革/アメリカ人と見られない方法
7 同時多発テロから一年 069
アメリカは無敵ではない/思いが交錯する一周年


第2章 アメリカとは 077

1 多様性を誇る超大国 078
みんなが好きだったアメリカ/多民族国家であること
2 キング牧師の夢に近づいたのか 083
生徒代表としての任務/カテゴリーが有害と化すとき/
映画祭開幕
3 アファーマティヴ・アクション 091
結果の平等と機会の平等/AAの要らない社会へ
4 「オナー・コード」と「コード・オブ・コンダクト」099
なぜ規則を守るのか/実用性と理念/思い遣りとお節介の距離


第3章 イラク攻撃は避けられたか…

1 高校における戦争の影 112
変わったのは、アメリカ or 世界?/
イラク攻撃後のさまざまな集会
2 正当な戦争 118
マニフェスト・デスティニー/「正当な戦争」とは
3 戦争とジャーナリズム 125
押し殺される声、塞がれる目/政府による脅迫
4 世界のリーダーたちへ 128
大国と国連/日本の決断
5 二十一世紀の行方 133
人それぞれの幸福論/
民主主義とメディア・リテラシー/
さらなる悲劇を食い止めるために


第4章 教育現場からみた戦争 141

1 イラク攻撃の最終段階 142
これが理想の「アメリカ」か/
戦場から遠く離れた米国で/
情報操作の結果
2 アメリカ史を掘り下げる 146
大学の単位を取得/孤立主義から世界の警察へ
3 教科書から一歩踏み込んで 151
「コネ」は「コネ」でも……/主演女優賞なるか/
命がけのディベート
4 日米の戦争観 157
歴史を学ぶ意味/メモリアル・デーの精神とは/
戦争を否定しない国
5 アメリカの高校で教えられる太平洋戦争 162
開戦の理由/被爆の現実を伝える/
原爆投下は終戦を早めたのか
6 平和実現という責務 172
フェア・プレイ判決/きれいな戦争など、あるものか

エピローグ 183

おわりに 195