「勝ち過ぎた監督」書影

「勝ち過ぎた監督 〜駒大苫小牧 幻の三連覇〜」 中村 計

堂場瞬一氏、推薦!

高校野球の光から闇まできっちりと描きこんだ労作。単なる感動物語では終わっていない。読みどころは実は「闇」の後半だ。

集英社刊 2016年8月5日発売 本体1700円+税

梗 概

写真「大旗は白河の堰を越えない」「雪国の高校は甲子園で勝てない」
高校野球界における暗黙の常識を、派手に打ち破った一人の監督がいた。
二〇〇四~六年、駒大苫小牧を連覇へ導き、三連覇に王手を掛けた男。香田誉士史。三十五歳の若さだった。

降雨ノーゲームから、再試合で屈辱の敗戦を喫した03年。
北海道勢初の全国制覇を果たした04年。
驚異の夏連覇、05年。
そして、田中将大と斎藤佑樹の投げ合いが異例の決勝再試合となった06年……。
香田がいる甲子園には、常にドラマがあった。

だが、甲子園における駒大苫小牧の活躍は、香田に苦難の日々の始まりを告げた。
優勝後の大フィーバーが、香田の心を少しずつ蝕む。そして夏連覇を果たした直後の暴力、飲酒事件という悪夢……。
三連覇が幻となった翌年、香田はチームを追われた。高校野球史上最も有名な監督は、満身創痍のまま表舞台から姿を消した。

球史に残る監督、栄光と挫折の舞台裏を長期に亘る丹念な取材で解き明かしたノンフィクション。

著者プロフィール

著者:中村計(なかむら けい)

1973年、千葉県船橋市生まれ。同志社大学法学部卒。スポーツ新聞記者を経て独立。スポーツをはじめとするノンフィクションをメインに活躍する。『甲子園が割れた日』(新潮社)でミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。他著書に『佐賀北の夏』『歓声から遠く離れて』『無名最強甲子園』(新潮文庫)など、児童書に『きみは怪物を見たか』(講談社)など。

「勝ち過ぎた監督」書影

勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇
中村 計 著
本体1700円+税
ISBN 978-4-08-789006-8
2016年8月5日発売
体裁:単行本ソフトカバー
3刷