<ヴィジュアル版>
百鬼夜行絵巻の謎
著者: 小松 和彦
新発見の絵巻を初公開!ついに解明されるミステリー。
「日本人の想像力と創造力って…凄い!」
宮部みゆき氏推薦
 二〇〇七年七月、画期的な絵巻「百鬼ノ図」が発見される。この新発見の絵巻の登場によって、“謎”だらけといわれてきた百鬼夜行絵巻のミステリーが一気に解け、これまでの定説は完全にくつがえることになったのである。
 著者は、国内外にある百鬼夜行絵巻の伝本六十余の画像をすべて収集、それらの詳細な分析により、絵巻の成立と系譜の全容の解明をはたす。この発見と研究のプロセスを収録した本書は、妖怪研究第一人者による、百鬼夜行絵巻研究の決定版である。
 本邦初公開の「百鬼ノ図」をはじめ、初紹介の伝本多数をカラーで掲載。

[著者情報]
小松 和彦(こまつ かずひこ)
一九四七年、東京都生まれ。国際日本文化研究センター教授。埼玉大学教養学部教養学科卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。専門は文化人類学・民俗学。著書に、『憑霊信仰論』『日本妖怪異聞録』(講談社学術文庫)、『異人論』『悪霊論』(ちくま学芸文庫)、『京都魔界案内』(光文社知恵の森文庫)、『神隠しと日本人』(角川ソフィア文庫)、『異界と日本人』(角川選書)、『妖怪学新考』(洋泉社Modern Classics新書)、『酒呑童子の首』『神なき時代の民俗学』『妖怪文化入門』(せりか書房)など多数。

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