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『直筆で読む「人間失格」』

定価:本体1400円+税
ISBN978-4-08-720468-1

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『直筆で読む「人間失格」』 太宰 治 安藤 宏 

没後60年
直筆原稿412枚をこの一冊に

 本書は、太宰治の代表作「人間失格」の直筆原稿を、写真版で完全収録したものである。
 この「人間失格」の直筆原稿は、太宰の死後、遺された家族の手で、太宰本人が愛用した着物の生地を使い表装された和綴じ本4冊から直接撮影したものである。
 今回その原稿が寄贈されている日本近代文学館(東京都目黒区)の協力により、従来綴じ込まれていて見ることのできなかった部分の撮影にも成功。本書をひもとけば、 誰もが原稿用紙の全体を閲覧でき、太宰本人の訂正、書き込みのすべてが見られるようになった。
 「人間失格」はもう活字では何度も読んだ、初めてだがこの機会に読んでみたい、 久しぶりに読んでみようか、本書はあらゆる読者のニーズに「直筆」で応える1冊で ある。
著者情報

太宰 治(だざい おさむ)

一九〇九(明治四十二)年生まれ。昭和期の小説家。本名・津島修治。青森県の大地主の六男。東京帝国大学仏文科中退。在学中、左翼運動に関わるが脱落。また学生時代、 心中事件を起こし生家と絶縁。井伏鱒二に師事。「富嶽百景」「女生徒」「走れメロ ス」など多くの短編を発表し小説家としての地歩を築く。戦後は「斜陽」(昭和二十二 年)で流行作家になったが、すでに過度の飲酒で健康を害しており、昭和二十三年「人間失格」を完成させ、その一ケ月後玉川上水で入水自殺。享年三十九。

安藤 宏(あんどう ひろし)

一九五八年東京都生まれ。東京大学文学部を卒業。上智大学に七年間勤務したあと、 一九九七年より東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専門は日本の近代文学。『太宰治全集』第十三巻「草稿」(筑摩書房 一九九九年)では、「人間失格」他の直 筆原稿・草稿の校訂を担当した。主な著書に『自意識の昭和文学―現象としての「私」』 (至文堂 一九九四年)『太宰治 弱さを演じるということ』(ちくま新書)『日本の小説一〇一』(新書館)他

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