「本当の大人」になるための心理学
心理療法家が説く心の成熟
著者: 諸富 祥彦
なぜ、大人になっても不安が消えないのか?
心を深く満たして日々を生きる作法
 今は、大人が真に内面的に成長・成熟した人間として、心から満たされた人生を生きるのが難しい時代である。
 なぜか。それは、今の日本社会では「いつまでも若々しくあること」といった外的な活動性ばかりに価値が置かれて、「中高年期における人格的成長・成熟」を重視する価値観が育まれてこなかったからである。
 本書は、人格的に成長・成熟した大人として「心から満足のいく人生を生きたい。悔いなく人生中盤以降をまっとうして生きたい」、そう願っている人のために心理療法家が分かりやすくその理路と方法を説いたガイドブックである。

[著者情報]
諸富祥彦(もろとみ よしひこ)
一九六三年福岡県生まれ。筑波大学人間学類、同大学院博士課程修了後、千葉大学教育学部助教授を経て、明治大学文学部教授。教育学博士。日本トランスパーソナル学会会長。臨床心理士。日本カウンセリング学会認定カウンセラー。大学で心理学を教えるかたわら、精力的にカウンセリング活動を続ける。『人生を半分あきらめて生きる』『悩みぬく意味』(幻冬舎新書)、『教師の資質』(朝日新書)、『人生に意味はあるか』『トランスパーソナル心理学入門』(講談社現代新書)等著書多数。

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