イランの野望
浮上する「シーア派大国」
著者: 鵜塚 健
中東の「勝ち組」は、どこへ向かうのか
欧米、ロシア、中国、シリア、サウジ、イスラエル、IS……
この国をめぐって、様々な思惑がうごめく!
 二〇一五年七月、欧米諸国との核開発問題協議が劇的な「合意」に達した。これによって、イランは国際社会のキープレイヤーとして大きく浮上する。シーア派イスラム大国として中東地域の「勝ち組」となり、「反米」というスタンスを利用しながら諸外国としたたかに渡り合い、シリア情勢の「黒幕」として暗躍するイラン。特派員として現地に駐在し、政治状況から庶民のメンタリティにまで精通する著者が、世界情勢を読み解くポイントとなるこの国の「素顔」と「野望」について詳細にリポートする。

[著者情報]
鵜塚 健(うづか けん)
一九六九年、東京生まれ。毎日新聞大阪本社地方部副部長。京都大学卒業後、一九九三年、毎日新聞入社。大津支局、大阪社会部などを経て、二〇〇四年四月にはイラク南部サマワで陸上自衛隊の活動等を取材。その後、政治部(外務省担当)、外信部を経て、二〇〇九年一〇月から二〇一三年三月までの三年半、テヘラン特派員を務めた。

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