沖縄の米軍基地
「県外移設」を考える
著者: 高橋 哲哉
「本土」の私たちは、いかに沖縄と向き合うべきなのか。
辺野古でいいのか?
 圧倒的多数が日米安保体制を容認する本土国民に対して、また本土の平和・護憲運動と沖縄への
基地封じ込めの不幸な癒着関係に対して、著者はヤマトの知識人としてはじめて「県外移設」という論争的な問題提起を行う。二〇一四年の沖縄県知事選と衆院選では、本土とは異なる沖縄県民の明確な民意が示され、米軍基地移設問題が争われるなか、「日本よ、在沖米軍基地を引き取れ!」と訴える沖縄の声にアクチュアルに応答した、画期的な論考。

[著者情報]
高橋哲哉(たかはし てつや)
一九五六年福島県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。専攻は哲学。南山大学講師等を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授。著書に『逆光のロゴス』『記憶のエチカ』『デリダ 脱構築』『戦後責任論』『歴史/修正主義』『証言のポリティクス』『反・哲学入門』『教育と国家』『靖国問題』『犠牲のシステム 福島・沖縄』など。

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