実録 ドイツで決闘した日本人
著者: 菅野 瑞治也
ゲーテ、ニーチェ、マルクスも闘った!
ゲルマン・エリートは21世紀の今なお、真剣勝負で磨かれる
甲野善紀氏推薦!
 驚くべきことにドイツの学生結社では今日でも、鋭い真剣を用いた決闘が一部の学生の間で普通に行なわれている。一九八〇年初頭にドイツ留学した著者はふとしたことから学生結社に誘われ、そこで決闘を経験する。
 文豪ゲーテ、哲学者ニーチェ、政治家ビスマルクらはもちろん、現在の政財界を担うドイツのエリートの多くが決闘経験者という事実。本書は、武士道にも通じるゲルマン騎士の「高貴なる野蛮さ」を具現する決闘文化に迫るドキュメントである。

[著者情報]
菅野瑞治也(すがの みちなり)
富山県生まれ。京都外国語大学教授。文学博士。専門はドイツ文化史、ドイツ文学。ドイツのマンハイム大学留学中に学生結社「コーア・レノ・ニカーリア」の正社員となり、現在はOB会員。著書に『ブルシェンシャフト成立史 ドイツ「学生結社」の歴史と意義』(春風社)等、その他論文多数。

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