武蔵と柳生新陰流
著者: 赤羽根 龍夫 赤羽根 大介
幻の史料『刀法録』で明らかになった
柳生の剣に伝わる宮本武蔵の極意!
 吉川英治の小説をはじめ時代劇、漫画等でもおなじみの剣豪・宮本武蔵。かたや徳川家の御家流である柳生新陰流一門。物語の中では往々にしてライバルとして描かれる両者ですが、実は武蔵と柳生の技術、極意には多くの似た点があることが以前から研究者の間で指摘されてきました。そして著者らが所属する名古屋春風館には壮年期の武蔵の円明流と尾張の柳生新陰流が伝えられています。本書は実際の技の比較と、この道場が所蔵している未公開の柳生文書『刀法録』を通じ、武蔵と柳生の思想と技における密接な関係を明らかにするものです。歴史、剣豪小説ファン、武術の実践者必見の極意の世界。

[著者情報]
赤羽根 龍夫(あかばね たつお)
一九四三年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。神奈川歯科大学名誉教授(哲学)。春風館関東支部長。著書に『柳生新陰流を学ぶ』『武蔵「円明流」を学ぶ』(共にスキージャーナル)等がある。

赤羽根 大介(あかばね だいすけ)
一九七六年生まれ。神奈川歯科大学助教を経て、春風館関東支部柳生新陰流師範。共著に『新陰流軍学『訓閲集』』(スキージャーナル)等がある。

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