王様は裸だと言った子供はその後どうなったか
著者: 森 達也
誰もが知っている15の物語に託した痛烈パロディ
 話題の映画監督・ドキュメンタリー作家の森達也が、誰もが知っている古今東西の十五の物語を、痛快にパロディー化!
「桃太郎」を始めとする日本の民話、ギリシャ神話、イソップ、グリム、アンデルセン、さらにはセルバンテス、オスカー・ワイルド、芥川龍之介、浜田廣介といった作家たちの名作に触発された著者の筆は、急速にムラ化しつつある現代社会に、男と女の深遠に、ふてぶてしく、無遠慮に切り込み、その特質と異常性そして切なさを浮き彫りにしていく。毒気たっぷりの風刺精神とユーモアセンスにあふれる、独創的な現代日本論。

[著者情報]
森 達也(もり たつや)
 一九五六年生まれ。映画監督・ドキュメンタリー作家。九八年、オウム真理教の荒木浩を主人公とする映画『A』を公開。二〇〇一年、続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。著書に『放送禁止歌』『下山事件』『いのちの食べかた』『ドキュメンタリーは嘘をつく』『東京番外地』『職業欄はエスパー』『悪役レスラーは笑う』『ご臨終メディア』(森巣博との共著)など。

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