増補版 日朝関係の克服
―最後の冷戦地帯と六者協議
著者: 姜 尚中
東北アジア新世紀への羅針盤六者協議を一貫して主張し続けてきた著者が、四年前の預言的論考をふたたび世に問う!
 二〇〇三年五月、北朝鮮問題の根本的な解決をめざして、本書は刊行された。六者協議の枠組みを具体的に提示したその 内容は、驚くほどに予言的なものを含んでいたが、対北朝鮮強硬論の盛り上がりと、ミサイル実験や核開発騒ぎの中で、多くの 誹謗中傷に曝されつづけてきたこともまた事実だった。しかし、二〇〇七年一月の米朝二国によるベルリン会談以後、歴史の歯車 はついに著者の思い描いた方向に動きはじめたーー。現代を代表する政治学者の野心作を四年ぶりにリニューアル。冷戦終結の真の カウント・ダウンが、いま始まった!

[著者情報]
姜尚中(カン サンジュン)
 一九五〇年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。東京大学大学院情報学環教授。専攻は政治学・政治思想史。著書に『マックス・ウェーバーと近代』『オリエンタリズムの彼方へ』『東北アジア共同の家をめざして』『在日』『姜尚中の政治学入門』『愛国の作法』『ニッポン・サバイバル』ほか。共著に『ナショナリズムの克服』『デモクラシーの冒険』ほか。

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