巨大地震の日
―命を守るための本当のこと
著者: 高嶋 哲夫
東海、東南海、南海地震。太平洋岸1000km都市崩壊が連鎖する「その日」。
 日本には、地震予知のための組織が大きく分けても6つある。毎年、膨大な予算がつかわれる。しかし、マグニチュード7.3という巨大地震が予知された例は、いまだ世界にひとつしかない。一九七五年、中国遼寧省の地震ただひとつである。事前の警報はないと思ったほうがよい。そして、予知組織の発表する楽観的被害予測に惑わされることなく、自分の命は守らなくてはならない。本書にはそのための「よすが」となる貴重な情報と教訓が込められている。

[著者情報]
高嶋哲夫(たかしま てつお)
一九四九年、岡山県生まれ。慶応義塾大学工学部卒、同大学院修士課程修了。九四年、『メルトダウン』で第一回小説現代推理新人賞を受賞。その後もエンタテインメントの作品を多く著す。本書は著者自身の近作『M8』『TSUNAMI』を書くにあたって収集した膨大なデータをもとに、「その日の危機」をできる限り科学的にシミュレートしたものである。
  • 発売日:2006年3月17日
  • 定価:本体680円+税
  • ISBN:4-08-720335-2

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