新人生論ノート
著者: 木田 元
あなたの人生を深めるためにハイデガー哲学の第一人者がやさしく語った、故郷、記憶、運命、笑い、死、性格……
 戦後六十年にわたって、ハイデガーをはじめとする西欧の哲学や思想に向き合ってきた、哲学者木田元。本書は、著者が培ってきた思想のエッセンスをわかりやすく開陳した、ユーモアと機智に富んだ一冊である。 故郷、記憶、運命、笑い、人生行路の諸段階、死、理性、性格、読書、自然、戦争体験、遊び、そして時間─。人生にまつわる十三のテーマは、現代日本屈指の哲学者の目にどう映ったのか。古今東西の古典から、時にはテレビドラマや流行歌の一節までを交えて軽やかに語った、味わい深い人生の書。

[著者情報]
木田 元 (きだ げん)
一九二八年生まれ。東北大学文学部哲学科卒業。中央大学名誉教授。フッサール、メルロ=ポンティ、ハイデガー等を中心に、独仏の現代思想に関する幅広い研究と翻訳を続ける。著書に『現象学』『メルロ=ポンティの思想』『ハイデガーの思想』『反哲学史』『ハイデガー「存在と時間」の構築』『偶然性と運命』『マッハとニーチェー世紀転換期思想史』『闇屋になりそこねた哲学者』ほか多数。
  • 発売日:2005年2月17日
  • 定価:本体680円+税
  • ISBN:4-08-720280-1

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