アメリカの保守本流
著者: 広瀬 隆
アメリカ権力構造の深層!!“保守”を変容させるネオコンの実態。
イラク侵攻を主導し、いまやホワイトハウスを牛耳るアメリカの新保守主義者、いわゆるネオコンとはいったい何者なのか。彼らを動かす軍事シンクタンクの思想は、アメリカ国民をどこに誘導しようというのか。彼らの活動資金は、どこからでているのか。
 ブッシュ大統領を侵攻へと駆り立てたのは、石油利権などではない。現在のアメリカの権力構造を理解しようとするなら、保守本流の深層、「鉄道資本」と「石炭産業」の歴史をまずひもとく必要がある。そして、その保守を変容させるネオコンこそが、アメリカを、さらに世界を危機に追いやっているのだ。

[著者情報]
広瀬 隆(ひろせ たかし)
一九四三年東京生まれ。作家。早稲田大学卒業。近年、建国以来のアメリカ合衆国の成り立ちを精査し、その権力構造を解析している。著書に『アメリカの経済支配者たち』『アメリカの巨大軍需産業』(以上集英社新書)、『世界石油戦争』『世界金融戦争』『燃料電池が世界を変える』(以上NHK出版)、『赤い楯』『地球のゆくえ』(以上集英社文庫)など多数。
  • 発売日:2003年9月17日
  • 定価:本体700円+税
  • ISBN:4-08-720210-0

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