集英社新書
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定価: 714円(税込)
ISBN4-08-720191-0


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『南極海 極限の海から』

“海の断崖”の向こうでみた「豊鐃」と「破壊」
極地の自然に魅せられ調査船で通いつめた海洋生物研究者が、そこで実感せざるを得なかったものとは

地球上のすべての場所からまっすぐ南へ─。赤道を越え、南回帰線を越え、暴風圏のなかに潜む海の断崖を越えると、その先に極限の海、南極海が広がっている。先人たちが冒険のロマンを競った海であり、過酷だが清浄な野生が息づく、いのち豊かな場である。だが、海洋資源研究者として南極海の最前線で調査を続けてきた著者は、自然と生物のシステムの間に現われる様々な変化・振動から、地球規模の異変を感じ取らざるを得ない。高空から海の底まで、それは静かに広がっているようにみえるのだが……。現場からの手応えあるレポート。

永延 幹男(ながのぶ みきお)

一九五一年福岡県生まれ。独立行政法人水産総合研究センター遠洋水産研究所・南大洋生物資源研究室長。東京水産大学卒業、東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。農学博士。大学時代の地球探検旅行を経て南極海の研究者に。九〇年以降、南極海洋生物資源保存条約・科学委員会に参画、同副議長・各運営委員を歴任し、国際共同調査研究に従事。著作に『炎の村へ─自己回帰への探験』、『国際・学際に挑む』(共著)など。


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