フランス映画史の誘惑
著者: 中条 省平
リュミエール兄弟による映画の発明から『アメリ』まで、フランス映画100年の魅力を余すところなく伝える最良のガイド!
メリエス『月世界旅行』(1902年)
映画はフランスで始まった! そして、高度な文化・芸術・産業としてフランス映画はいまも、アメリカにおとらぬ重要性をもった作品や監督や技術者を生み出しつづけている。そもそもトリック撮影やアニメーション、犯罪映画など、映画の重要な分野を世界に先駆けて開拓したのもフランス映画だった。
 本書は、リュミエール兄弟による映画の発明から、ルノワールら巨匠たちによる往年の傑作、映画の革命ヌーヴェル・ヴァーグ、近年の大ヒット作『アメリ』まで、フランス映画百余年の歩みをコンパクトに紹介する最良の一冊である。
 アメリカの娯楽映画とは異なる、人間とこの世の真実への深い洞察にみちたフランス映画の世界へようこそ。

[著者情報]
中条 省平 (ちゅうじょう しょうへい)
一九五四年神奈川県生まれ。学習院大学文学部フランス文学科教授。パリ大学文学博士。著書に『映画作家論─リヴェットからホークスまで』(平凡社)、『クリント・イーストウッド─アメリカ映画史を再生する男』(朝日新聞社)、訳書にコスタンティーニ編『フェリーニ オン フェリーニ』(中条志穂と共訳、キネマ旬報社)、マンディアルグ『すべては消えゆく』(白水社)など多数。
6刷
  • 発売日:2003年1月17日
  • 定価:本体860円+税
  • ISBN:4-08-720179-1

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